AIで作ったサイトを、AIは選んでくれるのか。

作るAIと、探すAI。同じAIでも話は別らしい。

最近、本当にホームページを作るだけなら簡単になった。

文章はAIが書いてくれるし、画像も作れる。
HTMLもCSSも書いてくれる。

会社名と業種を入れて、
「それっぽいホームページ作って」
と言えば、本当にそれっぽいものが出てくる。

僕も普通に使っている。

というか、使わない理由もあまりない。

昔なら何時間もかかっていたものが、
数分で形になるんだから。

たださ。

たまに出来上がったものを見ると、
日本の小さな会社なのに、
なぜか金髪の女性が笑顔で働いていたりする。

誰だよ、この人。

従業員が数人の会社なのに、
妙に広いオフィスで外国人が会議していたりする。

いや、そんな会社じゃないでしょ。

ってなる。

文章も、だいたい同じ

「お客様に寄り添います」

「確かな技術」

「安心と信頼」

「豊富な経験」

まあ、間違ってはいない。

でも、どこでも使える。

最近、AIで作ったホームページを見ていて思うのは、
AIはその会社を作っているんじゃなくて、

「その業種っぽい会社」を作っているんだよね。

たぶん、これも今だけなんだと思う

来年くらいになったら、
AIが作った画像なのか本物なのか、
僕にも分からなくなるんじゃないかな。

文章だってそう。

今はまだ、
「ああ、なんとなくAIっぽいな」
と思うこともあるけど、
それもそのうち分からなくなると思う。

そうなったら、
人が作ったとか、
AIが作ったとか、
そんなことはどうでもよくなるんだろうね。

ちゃんとその会社のことが入っているか。
結局そこなんだと思う。

今度は、探す側もAIを使う

で、もう一つ最近考えることがある。

ホームページを作る側だけじゃなくて、
探す側もAIを使い始めている。

僕もそう。

昔ならGoogleを開いて検索していたことを、
最近は先にAIへ聞くことが増えた。

「この辺でこういう会社ない?」

「こういうこと相談できる会社ある?」

「どこに頼んだらいい?」

普通に聞く。

そうすると今度は、
AIでホームページを作れるかどうかじゃなくて、

AIにその会社を見つけてもらえるか。

こっちも考えないといけなくなる。

ここがまた面倒なんだよな

ホームページを作っておけばいい、ではない。

見た目を格好よくすればいい、でもない。

文章をいっぱい入れればいい、でもない。

  • 何をしている会社なのか。
  • 何が得意なのか。
  • どんな仕事をしてきたのか。
  • どんな相談が多いのか。
  • どこまでできるのか。

そこがちゃんと分かるようになっていないといけない。

それだけじゃなくて、
サイトそのものが検索エンジンやAIからちゃんと読めるのか。

古い情報が残っていないか。

会社概要と実際の事業内容がずれていないか。

ページ同士がちゃんと繋がっているか。

なんて話まで出てくる。

いやいや。
ホームページ簡単になったんじゃなかったのかよ。

じゃあ、それもAIにやらせればいい

もちろん、やらせればいいと思う。

僕だって文章を書かせる。
構成も考えさせる。
コードも書かせる。
調べ物もさせる。

でも、その会社のことをAIが勝手に全部分かってくれるわけじゃない。

例えば会社の人と話していると、
何気なく、

「うちはここまでやりますよ」

「昔こんなことがあってね」

「この仕事はここを見るんですよ」

みたいな話が出てくる。

僕はそういう話を聞いて、

「それ、ホームページに書いてないじゃん」

と思うことが結構ある。

本人たちには、当たり前なんだよね

本人たちは当たり前だと思っている。

だから書かない。

でも、お客さんからすれば、
そこが知りたい。

たぶんAIから見ても、
そういう情報がないと、
結局ほかの会社と何が違うのか分からないんじゃないかな。

ここはAIに聞くだけじゃ出てこない。

  • 社長に聞く。
  • 現場の人に聞く。
  • 商品を見る。
  • 仕事を見る。
  • 昔の話も聞く。

その中から、

「ああ、それじゃないですか」

って拾っていく。

で、それをAIも使いながら整理して、
ホームページに載せる。

考えてみたら、昔からやってきたことだった

考えてみたら、
僕が昔からやってきたことって、
こっちなんだよね。

ホームページを作るだけじゃない。

  • パソコンの話もする。
  • サーバーの話もする。
  • 売り方の話もする。
  • 現場の話も聞く。
  • 困っていることも聞く。

その中から、
「じゃあ、こうしたら?」
って考える。

AIが出てきて、
ホームページ制作の仕事なんてなくなるのかなと思っていたけど、

作る作業が簡単になればなるほど、
その前に何を聞いて、
何を拾って、
何を出すのか。

そっちの方が大事になるのかもしれない。

しかも今度は、
それを人だけじゃなくAIにも分かるようにしないといけない。

なんだか、また仕事が増えた。

でもまあ。

そこなら僕の出番は、まだありそうだ。

AIにホームページを作らせることはできる。

でも、
「この会社、実はここが面白いですよね」
って見つけるのは、
まだ僕がやった方がいい気がしている。

少なくとも、
知らない金髪の女性を社員にするよりはね。