今日は昨日の続きで少し深掘りして書きます。

岐阜県でスマート経営アドバイザーを委嘱いただき、地元の企業さんと日々お話をしています。
先日も、ある経営者さんからこんな声をいただきました。
「広告費をかけてSNSは毎日更新しているのに、なぜか問い合わせが増えないんです。」
話を伺ってみると、公式サイトはここ数年ほとんど手つかずのまま。
SNSや広告に力を入れているのに成果につながらない理由が、そこに隠れていました。
やはり“土台”となる公式サイトが止まったままだと、どうしても限界が来てしまうのです。

1. 広告は“即効薬”、でも持続力がない

広告は投資すればすぐに反応が見える点で、とても魅力的です。
しかも今は生成AIの登場によって、広告コピーや画像バナーもあっという間に作れてしまう時代になりました。

ところが便利さの裏には落とし穴もあります。
AIで誰でも同じようなコピーを出稿できるようになると、差別化が難しくなり、クリック率は年々下がっていきます。
実際に私の関わっているクライアントの中でも、「去年と同じ予算で出稿しているのに、今年は成果が半分以下」というケースが出てきました。
広告は“即効薬”にはなりますが、効き目が切れるのも早いのです。

2. SNSは“流れていく情報”、信頼性にはつながりにくい

SNSは拡散力があるため、キャンペーンやイベント告知には有効です。
私自身も地域活動や講演情報をSNSに投稿して、多くの方に届いた経験があります。

しかし一方で、SNSは次から次へと情報が流れていき、過去の投稿が見られる機会はほとんどありません。
さらに最近ではAIが自動生成した投稿があふれ、ユーザーのタイムラインが似たような情報で埋まる現象も増えています。
その結果、本当に届けたい情報ほど埋もれてしまう。
岐阜・名古屋の中小企業さんからも「毎日更新しているのに、結局問い合わせはサイトからが多い」という声をよくいただきます。
SNSだけに頼っていると、長期的な信頼にはつながりにくいのです。

3. 公式サイトは“自社の資産”

広告やSNSは、外部プラットフォームを借りているにすぎません。
規約が変われば投稿が制限されることもあり、アルゴリズム次第で成果が激減することもあります。

その点、公式サイトは完全に自社の資産です。
名刺やパンフレットに記載されるのも公式サイトのURLであり、最終的にお客様が判断のよりどころにするのもここです。
だからこそ、公式サイトが更新されていない企業は「古い情報しかない会社」と見られ、信頼を損なうリスクがあります。
逆に言えば、定期的に手を入れている会社は、環境の変化に左右されず安定した成果を出し続けています。

4. 人とAI、リアルとデジタルの共存がカギ

AIの進化によって、情報発信はこれまで以上に簡単になりました。
ですが“簡単にできる”からこそ、誰もが同じようなことをして差がつきにくくなっています。
これから求められるのは、人のリアルな声や実績と、AIを活用した効率的な発信とのバランスです。

広告やSNSでの露出は大切ですが、それを受け止める公式サイトという“母屋”があってこそ本当の成果につながります。
まずは公式サイトの最新化と、更新を止めない小さな運用から始めましょう。

ご相談ください。

生成AIによって広告やSNSは手軽に運用できるようになりました。
しかし、その便利さの裏で「同質化」「成果の低下」「信頼性の欠如」といった課題が広がっています。

だからこそ、公式サイトという“資産”を土台に据えることが、これからの中小企業にとって最大の武器になります。
岐阜・名古屋エリアでも「SNSや広告はやっているけれど、成果が頭打ちだ」と感じる経営者さんは少なくありません。
今こそ、公式サイトを見直すタイミングです。

無料診断好評です!今月末までのキャンペーンやってますよ