おかげさまで、8月も終わりが見えてきました。
岐阜県でスマート経営アドバイザーを務めております、売れるITサービス社 代表の玉田です。
9月は単なる新しい月の始まりではなく、企業にとって非常に大きな意味を持つ時期です。
上期(半期)の締めを迎える会社も多く、経営数字を振り返りながら「何がうまくいったか」
「どこに課題が残ったか」を整理することが求められます。
さらに、ここからは下期に向けてのスタートダッシュ。
12月までの3か月をどう活かすかで、1年全体の成果が大きく変わってきます。
なぜ「9月」が重要なのか?
企業経営において9月は「まとめ」と「仕込み」の両方が重なるタイミングです。
特に製造業やサービス業では、夏の商戦が落ち着き、次は年末商戦や年度末に向けての需要が高まっていきます。
この切り替えの時期にきちんと戦略を整えておくことで、10月以降の動きにブレが出ず、短期的な売上確保だけでなく、
来年に繋がる基盤づくりにもつながります。
また9月は、人材採用や新サービス投入の計画を立てやすい月でもあります。
決算数字を元に、どこに資源を集中投下するかを判断しやすいのです。
Web施策も同じで、「広告予算をどの媒体に振り分けるか」「SNS発信をどの層に強化するか」を見直す絶好のタイミングです。
下期に向けたWeb活用のポイント
Web施策は今日始めて明日成果が出るものではありません。
最低でも数週間から数か月の育成期間が必要です。だからこそ、9月からの動き出しが12月の結果に直結します。
具体的には次のような視点を持つとよいでしょう。
- 現状分析の徹底:GoogleアナリティクスやSNSのインサイトを確認し、成果が出ている施策と停滞している施策を振り分ける。
「なんとなくやっている」状態を脱し、数字で判断することが重要です。 - コンテンツの棚卸し:ブログ記事や商品ページ、キャンペーン情報を整理し、「いま見られているページ」と「見られていないページ」
を仕分け。年末商戦に向けて強化すべきページを優先的にリニューアルする。 - 顧客接点の強化:Webサイトだけでなく、LINE公式・Instagram・メールマガジンなど複数チャネルで顧客にリーチ。
地域企業ならではの「顔が見える発信」を増やすことが信頼に直結します。 - SEOからAEOへ:検索順位にこだわるだけでなく、ユーザーの質問に即答できる構成(Q&Aページ、チャットボット導入など)を意識。
AI時代に強いWebサイトを準備していきましょう。
12月までにやるべきこと
下期の成果を左右するのは「準備の早さ」です。9月から逆算して3か月をどう過ごすか、計画的に動くことが成功への近道です。
- 9月:現状分析と戦略立案。サイトのリニューアルを検討するなら要件整理(RFP)を用意し、制作会社や社内メンバーと方向性を固める。
- 10月:施策の実行フェーズ。広告運用のテスト、SNSキャンペーン開始、コンテンツ制作を集中的に行う。スピード感が求められる時期です。
- 11月:年末商戦に向けた調整期。実行した施策の成果を見直し、広告や投稿の改善を行う。顧客からの問い合わせ増加に備え、対応体制を強化する。
- 12月:1年の山場。Web広告を集中投入し、リピーターへの再アプローチを強化。新規獲得だけでなく「既存顧客の満足度向上」が売上に直結します。
特に12月は「売れる会社」と「業績が伸びない会社」がはっきり分かれる時期です。
9月からの準備を怠らずに仕掛けていくことが肝心です。
9月は上期の総括を行い、下期に向けた仕込みを始める大切なタイミングです。
Web活用は短期で結果が出るものと、中長期的に積み上がるものがあるため、両方を意識して計画を立てる必要があります。
特に12月までの3か月は「勝負どころ」と言える期間。逆算の思考で、戦略を持って動いていきましょう。
ご相談ください
売れるITサービス社では、Webサイト改善・リニューアルの戦略立案から、日々の運用まで伴走型でサポートしています。
「下期にどう仕掛けるか」を一緒に考えたい方は、ぜひご相談ください。