AIの進化が速すぎて、来年には僕らが扱えなくなる?
AIの進化が、本当に速い。
少し前までは、文章を書いてもらったり、調べものを手伝ってもらったりする使い方が中心だった。
ところが今は、もうそこではない。
資料を作る。
画像を作る。
コードを書く。
会議を記録する。
話した内容を整理する。
メールのやり取りを読み解く。
次にやることをまとめる。
少しずつだけど、AIが「質問に答えるもの」から「仕事を一緒に進めるもの」に変わってきている。
正直、僕自身も時々思う。
「このまま進んだら、来年には僕らが扱えなくなるんじゃないか」
新しい機能が出たと思ったら、すぐ次が出る。
覚えた頃には、また違う使い方が出てくる。
全部追いかけようとしたら、たぶん無理がある。
でも最近は、少し考え方が変わってきた。
全部覚える必要はないんじゃないか。
それよりも、AIに何を任せて、人間がどこを見るのか。
そこを考える方が大事なんじゃないかと思っている。
僕自身、まずAIに聞くことが増えた
僕も普段、仕事でも生活でも、困ったことがあるとまずAIに聞くことがかなり増えた。
以前なら詳しい人に電話したり、検索して何ページも読んだりしていたことでも、
「これ、どう考えればいい?」
「この設定で合ってる?」
「この文章、もう少し分かりやすくならない?」
「この仕組み、こうつなげられない?」
と聞く。
すると、かなりのところまで一緒に整理してくれる。
もちろん、AIの答えが必ず正しいわけではない。
でも「分からないから止まる」という場面は確実に減った。
これは、かなり大きな変化だと思う。
ただ、今はもう「困ったら聞く」だけではなくなってきた。
会議のあとにやっていた仕事までAIがやり始めた
分かりやすいのがオンライン会議。
以前なら、会議が終わったあとに誰かがメモを見返して、議事録を作る。
その中から、
誰が何をやるのか
何が決まったのか
何がまだ決まっていないのか
次はいつ確認するのか
を整理する。
場合によっては、そのあとメールを送ったり、予定を調整したり、タスクを登録したりする。
今は、その一部をAIがかなりやってくれる。
会議を記録して、要点をまとめる。
決定事項を整理する。
担当者ごとのタスクを拾う。
次に必要な動きまで出してくる。
僕自身、これはかなり便利だと感じている。
単に「議事録を作ってくれる」だけではない。
会議のあとに人がやっていた仕事まで、AIが入り始めている。
メールのラリーも同じ
長く続いたメールのやり取りもそう。
何往復もしているメールをあとから読むと、
「結局、何が決まったんだっけ?」
「誰の返事待ち?」
「次は何を返せばいい?」
「この日程で確定したんだっけ?」
と読み直すことがある。
AIなら、そのやり取りをまとめて、
これまでの経緯
決定したこと
まだ決まっていないこと
次に必要な対応
まで整理してくれる。
さらに返信案まで作ってくれる。
これも、単に「メールを書いてくれる」という話ではない。
人間がメールを読み返して、状況を理解して、次の行動を考える。
その部分にまでAIが入ってきている。
だからこそ、怖い部分もある
便利なのは間違いない。
でも、ここで一つ大きな問題が出てくる。
AIが最初に勘違いしたらどうするのか。
会議の内容を少し違う意味で受け取った。
メールの流れを読み違えた。
担当者を間違えた。
期限を勘違いした。
こちらが伝えていない前提を勝手に補ってしまった。
そこからさらに、AIがタスクを作り、予定を調整し、メールまで送るようになったらどうなるか。
便利になればなるほど、間違ったときの影響も大きくなる。
AIに仕事を任せるということは、任せっぱなしにしていいということではない。
むしろ逆だと思う。
AIの暴走や勘違いを止めるのは人間
これから必要になるのは、
「AIを使える人」
だけではない。
「AIにどこまで任せるかを決められる人」
だと思う。
この作業はAIに任せる。
ここから先は人が確認する。
この情報はAIに渡していい。
この判断はAIだけにさせない。
外部に送る前には必ず人が見る。
こういう線引きをする。
そして、AIが出した答えに対して、
本当に合っているか
前提を勘違いしていないか
勝手な解釈をしていないか
を見る。
僕はここが、これからかなり大事になると思っている。
プロンプトより、仕事の渡し方
AIの勉強というと、
「いいプロンプトを書けるようになろう」
という話になりがちだ。
もちろん、それも必要だと思う。
でも、それだけでは足りない。
これから大事になるのは、
「この仕事をどうAIに渡すのか」
という考え方だと思う。
何を目的にするのか
どんな情報が必要なのか
どこまでAIに任せるのか
どこで人が確認するのか
間違えたときに止められるのか
これは、もうAIの操作方法というより、仕事の設計に近い。
AIが賢くなればなるほど、この設計が重要になる。
全部追いかけなくてもいい
AIのニュースを見ていると、
「また新しいモデルが出た」
「また新しい機能が出た」
「仕事が全部変わる」
そんな話が毎日のように流れてくる。
全部追いかける必要はないと思う。
それよりも、
今、何ができるようになったのか
自分たちの仕事のどこに使えるのか
使ったとき、どこを人間が見るのか
そこを考える。
AIそのものを全部理解する必要はない。
自分たちの仕事の中で、どう使うかを考えればいい。
2027年に向けて、今から考えてみる
この連載では、AIの最新情報を追いかけるだけではなく、
中小企業の仕事の中で、AIをどう使っていくのか。
そんなことを、僕自身も実際に使いながら考えていきたいと思っている。
AIに何を任せるのか。
人は何をするのか。
どこまで自動化するのか。
どこで人が止めるのか。
来年になって慌てて考えるより、今から少しずつ準備した方がいい。
AIについていく。
というより、
この連載では、そんなことを書いていこうと思う。
