おかげさまで8月も最終週になりました。岐阜では朝晩の風が少し涼しくなり、田んぼの稲穂も黄金色に近づいてきました。
私も実家の田んぼで農作業をしながら、「もうすぐ収穫の時期だな」と季節の移ろいを肌で感じています。
一方で、日中は名古屋方面の企業様を訪問し、Web運用やデジタル化の相談にのる日々。
岐阜で農業と地域活動、名古屋で企業支援――この二つを行き来していると「地域とデジタルをどう結びつけるか」が常に頭に浮かびます。

地域の強みとデジタルの橋渡し

岐阜や名古屋の企業には、“顔の見える関係”という強みがあります。
商談の場で直接会って、信頼関係を重ねていく。
これは東京や大阪の大企業には真似できない「地域の力」だと思います。

ただ最近のご相談では「若い世代のお客様が、WebやSNSでしか情報を見ていない」という声が多く聞かれます。
例えばInstagramで施工事例を見て問い合わせをしたり、LINEから予約を入れる、といったケースです。
つまり、リアルの信用は今も変わらず大切ですが、それを補強するデジタルの仕組みがないと“選ばれる機会を逃す”時代になっています。

9月から取り組むべきこと(具体策)

  1. LINE公式アカウントの強化

    秋は展示会・地域イベントが多い時期。紙のチラシ+LINE配信の二段構えにするだけで反応率が上がります。私がご支援している地域企業でも、告知チャネルを切り替えたことで来店率が2倍になった事例があります。

    • 配信設計:イベント前後で告知→リマインド→お礼の三本立て
    • 計測:リンクにパラメータを付与し、サイト側でアクセスを計測
  2. Instagramで“顔が見える”発信

    現場の様子やスタッフ紹介の投稿は、安心感と共感を生みます。岐阜の中小企業様とスタッフの笑顔を発信したところ、「人柄が分かる」と採用にも好影響が出ました。

    • おすすめ投稿:ビフォーアフター/お客様の声/1日の仕事風景
    • ハッシュタグ例:#岐阜企業 #名古屋ビジネス #地域密着
  3. 地域SEO/AEO(Answer Engine Optimization)

    「岐阜+〇〇」「名古屋+〇〇」を意識したコンテンツづくりに加え、AIが答えを生成しやすいQ&A形式・FAQの整備が有効です。名古屋の建設関連企業からも、「“名古屋+リフォーム”でどう見つけてもらうか」の相談が増えています。

    • FAQの作り方:よく受ける質問を1問1答で短く、リンクで詳細へ
    • 実装メモ:構造化データ(FAQPage)のマークアップを検討
  4. WordPressとSNSの一体化

    公式サイトを情報のハブにして、Instagram・Note・LINEを繋げます。私自身も「売れるCMS」で複数チャネルを連携し、どの入口から来ても同じブランド体験に収束する導線を設計しています。

    • 基本導線:SNS → 記事(実例/FAQ)→ 問い合わせ(フォーム or LINE)
    • 計測:UTMパラメータ+GA4イベント/Looker Studioで可視化

日常から感じること

先日の自治連合会の会合で「若い人が地域の情報を知るのは回覧板じゃなくてLINEだよね」という話題に。
実際、地域の回覧をデジタル化したいという相談も出ています。
こうした日常の小さな気づきが、そのまま企業活動に直結します。
「地域での情報の伝え方」をデジタルに置き換えることは、企業のWeb発信と同じ課題なのだと感じます。

8月最終週は、地域企業にとって振り返りと仕込みの時期
9月からの動きが下半期の成果を大きく左右します。
岐阜・名古屋の強みである“顔が見える関係性”をデジタルにも乗せ、地域ブランドの力をさらに広げていきましょう。

ご相談ください

岐阜・名古屋の企業に合ったデジタル活用、WebサイトやSNSの改善について、私自身の地域活動やコンサル経験を活かして一緒に考えます。
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