岐阜県でスマート経営アドバイザーを委嘱いただいている、売れるITサービス社 代表の玉田です。
最近、TikTokやYouTubeショートだけでなく、InstagramリールやFacebook動画を「よく目にするようになった」と感じませんか?
私自身も打ち合わせで経営者さんと話すと「子どもがTikTokで見た飲食店に行きたいと言った」「インスタで流れてきた美容院を調べて予約した」という声を聞くことが増えています。

探すから出会うへ――情報の入口が変わった

かつて情報の入口はGoogle検索でした。ところが今は、スマホを開けば勝手に流れてくるショート動画やリールが入口になるケースが急増しています。
つまり「知りたいことを探す」から「たまたま出会う」へと変化してきたのです。
この変化は消費者行動そのものに影響を与えていて、企業にとっては“意識していない層に突然見つかる”新しいチャンスが広がっています。

SNSは「流れていく」からこそ、その瞬間が大切

TikTokやInstagram、Facebookの投稿はタイムラインを流れていくため、一瞬で次の情報に埋もれてしまいます。
ユーザーにとっては「たまたま出会うその瞬間」が勝負の場であり、企業側からすると広告で何度も繰り返し流さないと見てもらえないリスクがあります。
だからこそ、その瞬間に興味を持ったユーザーを確実に受け止められる“受け皿”を用意することが重要です。

短尺動画の強み――そして限界

SNS動画の強みは「直感的で分かりやすい」こと。施工会社なら10秒のビフォーアフター映像で技術力を示せますし、飲食店なら料理の湯気や食感をリアルに伝えられます。
ただし課題は情報の深さ。料金・実績・アフターサービスといった“判断材料”はショート動画だけではカバーできません。
ユーザーは「気になる、もっと詳しく」を感じた瞬間に次の行動へ移ります。

Instagram・Facebookの役割

TikTokやYouTubeショートが若年層に強い一方、InstagramやFacebookは幅広い年齢層に浸透しています。
Instagramリールは視覚的にブランドを魅せる場、Facebook動画は地域性や信頼性を担保する場、と役割が微妙に異なります。
例:美容院=「Instagramでデザイン確認 → 公式サイトで予約」、製造業=「Facebookで地域のつながり確認 → 公式サイトで問い合わせ」。

公式サイトは「最後の砦」――しっかりとした受け皿に

成功している企業は、SNSでの一瞬の出会いを確実に成果へつなげるために公式サイトを“受け皿”として機能させています
・動画/投稿に公式サイトへのリンクを必ず添える。
・サイトにはSNSで触れた内容を補足する詳細ページを用意する。
・お問い合わせや予約まで1〜2クリックで到達できるようにする。
こうした仕組みを作ることで、「流れていくSNS」と「残り続ける公式サイト」の役割分担が生まれます。
広告で何度も繰り返し見せるのではなく、一度の出会いを確実につかまえるために、公式サイトは欠かせない存在です。

経営者が持つべき視点

いま問われているのは「SNSをやるかどうか」ではなく「SNSの後にどんな受け皿を用意するか」。
TikTokやインスタで目にしてもらっても、公式サイトで信頼感を補強できなければ関心はすぐ流れてしまいます。
動画全盛の今、公式サイトは単なる会社案内ではなく、“信頼と意思決定を後押しする最後の砦”としてますます重要になっています。

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「SNSや動画は発信できているけれど、その後の流れが弱い」と感じている方は、ぜひ一度ご相談ください。
岐阜・名古屋・三重北部の現場で培った経験をもとに、御社に合った“動画時代の公式サイト戦略”をご提案いたします。

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