連載|地方企業のリアルIT相談室|第15回
気付いたら毎月払うものばかりになっていた
AIもMicrosoftもサブスクだらけ。導入するより、やめる方が難しい時代です。
月末になると、請求書や支払いの確認をすることが増えます。
そんな中でふと気付くことがあります。
「これ、まだ契約していたんだな」
「そういえば最近使っていないな」
そんなサービスが意外とあります。
普段お客様と話していても、最近少し相談内容が変わってきたなと感じます。
以前は、「何を入れたらいいですか?」という相談が多かったのですが、最近は「これ、本当に必要ですか?」という相談が増えてきました。
Microsoft 365、Copilot、ChatGPT、Adobe、Zoom、Canva、会計ソフト、販売管理システム、クラウドストレージ。
どれも便利です。実際に仕事が楽になるものもあります。
ただ、気付くと毎月何かしらの請求が発生しています。
昔のITは「買う」ものでした
昔のITは、どちらかというと「買う」ものでした。
パソコンを買う。Windowsを買う。Officeを買う。サーバーを買う。
一度導入したら、数年使うのが当たり前でした。
ところが今は違います。多くのサービスが月額契約になっています。
一つひとつは数百円、数千円でも、積み上がると意外と大きい。
気付けば毎月数万円。会社によっては数十万円になっていることもあります。
AIも同じ流れです
AIも同じです。
Copilotも月額。ChatGPTも月額。画像生成サービスも月額。
便利なサービスが増えるたびに、毎月の支払いも増えていきます。
AIを導入すること自体が悪いわけではありません。
ただ、AIを導入したから売上が上がるわけではありません。
Copilotを契約したから業務改善できるわけでもありません。
ChatGPTを契約したから問い合わせが増えるわけでもありません。
結局は、何に使うのか。誰が使うのか。どんな成果を期待するのか。
そこが決まっていなければ、便利なサービスが増えるだけで終わってしまいます。
補助金があるから余計に難しい
最近は、生産性向上やIT導入に関する補助金の話もよく耳にします。
もちろん補助金そのものが悪いわけではありません。
ただ、「補助金が出るから導入する」と、「必要だから導入する」では結果が大きく変わります。
導入時の費用は補助金で抑えられるかもしれません。
でも、その後の月額費用は会社が払い続けることになります。
本当に使うのか。現場に定着するのか。毎月払い続けても見合うのか。
そこを見ないまま導入すると、後からやめる方が難しくなります。
今日はブルームーン。手放すことも大切です
今日はブルームーンです。
満月には「満たす」という意味だけではなく、「手放す」という意味もあるそうです。
普段はあまり意識しませんが、月末ということもあって、今契約しているサービスやライセンスを見直すにはちょうど良いタイミングかもしれません。
最近はAIエージェントの話題も増えてきました。
海外の報道では、AIの利用制限を設定しないまま使い続けてしまい、非常に大きな費用が発生したという話も出ていました。
もちろん、普通の中小企業でそこまでの金額になることは考えにくいです。
それでも、この話から感じることはあります。
便利だから使う。
新しいから試す。
補助金があるから導入する。
それだけでは、これからのITは少し危ないのかもしれません。
大切なのは、導入した後にどう管理するかです。
新しいものを増やすことは比較的簡単です。
でも、やめること。
整理すること。
手放すこと。
こちらの方が意外と難しい。
契約した時は必要だったけれど、今はほとんど使っていないサービスはないだろうか。
毎月当たり前のように支払っているけれど、本当に必要な契約だろうか。
そんなことを考える時間も大切なのかもしれません。
導入より、整理する時代へ
最近増えているのは、「何を導入したらいいですか?」ではなく、「これ必要ですか?」という相談です。
保守契約。ライセンス契約。クラウドサービス。Webサービス。
以前は導入のお手伝いをすることが多かったのですが、最近は整理や見直しのお手伝いをすることの方が増えてきました。
新しいものを入れる話はよく聞きます。
でも、本当に大切なのは何を残して、何をやめるか。
AIが広がるほど、その判断が重要になっていく気がしています。
ご相談ください
導入するか。続けるか。やめるか。
ITは「買う」より「選ぶ」時代になってきました。
売れるITサービス社では、システムやホームページだけでなく、ITコストやライセンスの見直しについてもご相談をお受けしています。
新しいサービスを導入する前に。契約が増えすぎてしまった時に。
まずはお気軽にご相談ください。
