岐阜県でWebやITのよろず相談を受けております。
売れるITサービス社 代表の玉田です。
先日、こんなご相談の電話がありました。
「ホームページのお問い合わせメールが届かないんです」
「Gmailにもメールが届いていないみたいなんです」
そこでシステム保守会社に確認したところ、こう言われたそうです。
「環境的な理由もあるので仕方ない部分もありますね」
正直に言います。
これはかなり乱暴な説明だと思います。
なぜなら、メールが届かない原因の多くは、環境ではなく設定だからです。
Gmailの仕様はここ数年で大きく変わっています
以前は多少設定が甘くてもメールは届いていました。
しかし現在は、GmailやOutlook、Yahooメールなどのメールサービスが、セキュリティを大きく強化しています。
その結果、
- Gmailに届かない
- 迷惑メールに入る
- 送信エラーになる
という問題が起きます。
例えばこんなエラーです。
550-5.7.26 This message does not have authentication information
これは簡単に言うと、送信元ドメインの認証ができないという意味です。
多くの場合はDNSの設定です
メールが届かない原因として多いのが、次の設定です。
SPF
送信を許可するサーバーを定義する設定です。
v=spf1 include:amazonses.com ~all
DKIM
メールが改ざんされていないことを証明する署名です。
DMARC
SPF・DKIMの結果を元に、メールの扱いを決めるルールです。
v=DMARC1; p=none;
これらが設定されていない場合、Gmailはメールを信用しません。
AWS SESでも同じです
最近は、
- AWS
- SES
- クラウドメール
を使ったシステムも増えています。
SESは本来、メール配信のためのサービスなので、到達率は高い部類です。
しかし、
- ドメイン認証
- SPF
- DKIM
- DMARC
が正しく設定されていなければ、メールはやはり届きません。
つまり、「無料だから仕方ない」ではなく、「設定を確認するべき」というケースが多いのです。
そしてもう一つ気になることがあります
今回の相談で、もう一つ気になったことがあります。
それは、「設定して終わり」という対応です。
メールの認証設定は、一度入れたら永久に安定するものではありません。
- Gmailの仕様変更
- メールサーバーの変更
- DNS設定の変更
- システム更新
こういったことがあると、設定の調整が必要になることがあります。
特にここ数年は、Gmailのセキュリティが急激に強化されています。
そのため、
- SPF
- DKIM
- DMARC
の設定は、定期的に見直す必要があります。
ITの保守とは「動き続ける状態」を守ること
ホームページの問い合わせフォームは、企業にとって大切な窓口です。
そこから来るメールが届かない状態は、
問い合わせが来ているのに気付かない
という状況を生みます。
これは企業にとって、大きな機会損失です。
だからこそ、
- 設定して終わり
- 仕方ないで終わり
ではなく、原因を確認し、改善し続けることが本来の保守だと思います。
「設定はしました」で終わるのは保守ではありません。
届き続ける状態を維持して、初めて保守です。
ご相談ください
ホームページのお問い合わせメールが届かない問題は
DNS設定やSMTP設定の見直しで改善するケースが多くあります。
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WebやITの運用でお困りの方はお気軽にご相談ください。
