連載|地方企業のリアルIT相談室 第30回

最近、相談の内容が少し変わってきた。

ホームページのリニューアル相談から始まったはずなのに、AI、SNS、DX、そして会社のこれからの話になる。
最近、そんな打ち合わせが増えてきました。

昨日、お客様とホームページのリニューアルについて打ち合わせをしていた。

掲載内容や採用ページの話をしていたんだけど、途中から話題が変わってきた。

「最近AIってどうなん?」

「SNSもやった方がいいかな?」

「DXって結局何をやればいいの?」

ここ1年くらいで本当に増えた相談だ。

少し前ならホームページの話だけで終わっていた。

でも今は違う。

AIも気になる。

SNSも気になる。

業務効率化も気になる。

情報だけは次から次へと入ってくる。

ただ、話を聞いていると最後は違う話になる。

「人がおらんのやて。」

「採用が全然うまくいかん。」

「材料も上がるしな。」

「この先どうなるんやろな。」

そんな話だ。

そこからさらに話が進む。

後継ぎの話。

ベテラン社員の話。

取引先の話。

同業者の話。

最近見た倒産のニュースの話。

ホームページの相談だったはずなのに、気が付けば会社の話になっている。

でも最近はそんな打ち合わせが本当に多い。

ホームページも大事。

AIも大事。

SNSも大事。

DXも大事。

ただ、それらは会社が続いてこそ意味がある

最近、長く続いてきた会社が無くなるニュースを見ることも増えた。

創業者が築いた会社。

地域で長年愛されてきた会社。

技術を持った会社。

そんな会社が静かに姿を消していく。

もちろん外から見ただけでは理由は分からない。

景気なのかもしれない。

人手不足なのかもしれない。

事業承継なのかもしれない。

いろいろな理由が重なっているんだと思う。

創業者の時代とは景色も違う。

働く人の考え方も違う。

求められるものも違う。

その中で会社を続けていく。

簡単なことじゃない。

でも最近お会いする二代目や三代目の経営者の中には、自分なりのやり方で会社を守ろうとしている人もいる。

創業者と同じではない。

時代に合わせて変わろうとしている。

そんな姿を見ると応援したくなる。

AIの話をしていたはずなのに、最後は会社の未来の話になっていた。

ホームページの話をしていたはずなのに、最後は人の話になっていた。

最近の相談はそんなことが多い。

ITの仕事をしているはずなんだけど、不思議なもんだなと思う。

さてと、今から現場に向かいます。