連載|地方企業のリアルIT相談室 第46回

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AIに仕事を頼む時代から、AIと一緒に働く時代へ

最近、この連載はAIの話ばかりですね。

「またAIか。」

そう思われる方もいるかもしれません。本当にごめんなさい。

でも、この数か月、僕の仕事があまりにも変わってしまったので、
どうしても避けて通れないんです。

少し前、この連載で「サブスクでスタッフを数人雇っているような感覚です。」と書きました。

あれからさらに状況は変わりました。

今では、AIに仕事を頼むというより、一緒に仕事をしている感覚なんです。

朝パソコンを開くと、「今日はこの仕事を優先しましょう」とタスクを整理してくれます。

移動時間まで考えて予定を組み、昨日終わらなかった仕事を今日へ回し、
「今週は営業活動が少ないですね」と教えてくれる。

下手をすると、一日の予定だけではなく、一か月の行動計画まで考えてくれるんです。

ここまで来ると、もう道具ではありません。

一緒に働くスタッフです。

しかも、それぞれ性格が違うから面白い。

ChatGPTは長い付き合いなので、僕の仕事の進め方をかなり理解してくれています。

Fable 5は遠慮がありません。

「その考え方では弱いですね。」

そんなふうに言われると、「おいおい、喧嘩売ってるのか?」と思いながらも、
悔しくてもう一度考え直します。

Grokは「面白い記事を見つけました」と持ってきてくれるんですが、「それ、本当に大丈夫?」
と引用元を確認したくなることもあります。

Claudeは慎重で、GeminiはGoogleのサービスとの連携が得意。

結局、一人のスタッフに任せるのではなく、それぞれの得意分野を活かしながら仕事を進めています。

気が付けば、朝からAIスタッフとのミーティングが始まり、それぞれに仕事を振って、
一日が動き出す。

数年前の僕が見たら、「そんな時代が来るわけない。」と笑っていたかもしれません。

でも、これが今の現実です。

ただ、ここで一つ勘違いしてはいけないことがあります。

AIスタッフが何人いても、思うように仕事が受注できるわけではありません。

提案書は早く作れます。

ホームページも、画像も、文章も、以前よりずっと短時間で仕上がります。

それでも競合に負けることもあります。

ご縁がつながらないこともあります。

月末になれば、「あと何件受注できるだろう。」と、今までと同じように考えています。

AIは仕事を速くしてくれます。

でも、仕事を運んできてくれるわけではありません。

お客様のところへ行き、話を聞き、雑談をして、困りごとを見つける。

「玉田さんにお願いしたい。」

そう思っていただける関係を作るのは、今も昔も人の仕事です。

ちなみに、この原稿を書いている今、一番仕事を任せているFable 5の無償期間も、
あと数日で終わります。

このまま課金して続けるのか、それとも別のAIを試すのか、まだ決めていません。

でも、一つだけはっきりしたことがあります。

これからは、AIを使う時代ではなく、AIと一緒に働く時代です。

そして、その先で仕事をいただけるかどうかは、やっぱり人と人との
信頼関係なんだと思います。

さてと今日も、AIスタッフと打ち合わせを済ませて、お客様のところへ向かいます。