岐阜県でスマート経営アドバイザーを委嘱いただいている、売れるITサービス社 代表の玉田です。
昨夜、打ち合わせを終えて車を降りたときのこと。
ふと見上げた空に、雲の切れ間からまん丸の月が浮かんでいました。
その瞬間、「こういう時間を最近とってなかったな」と気づかされました。通知、チャット、スケジュール、数字……。
気づけば“空を見上げる余白”をどこかに置いてきた気がします。
「空を見上げない経営」は、数字に追われる経営
経営者の多くは時間に追われます。打ち合わせ、請求、SNS更新――どれも大事ですが、いつの間にか“立ち止まる時間”がなくなる。
でも本当の経営は、「空を見上げるように俯瞰する力」。
数字や現場の声だけでなく、全体を少し離れた視点で見る。
その“余白”があるだけで、判断の質が変わり、社員やお客様との関係も穏やかに整っていきます。
「月を見る経営者」は、人の心を見失わない
満月の光は強すぎず、やわらかい。経営者も、そうありたいものです。
強いメッセージや制度で人を動かすことはできても、“心”までは動かせない。
結局、人を動かすのは「信頼」と「温度」。月の光のように、やわらかく照らすことで、
チーム全体が自然と前を向いて動き出す――そんな経営を目指したいと思います。
デジタル時代こそ、“上を見て整える”感覚を
AI、SNS、広告、アクセス解析。どれも欠かせませんが、目線が常に「下」に行きがちです。
経営の本質は“上から全体を見渡す”こと。入口(集客)/受け皿(サイト・CMS)/体制(運用・人)を一本の線でつなげる視点があるか。
それが、これからの中小企業にとっての“月を見る力”だと感じています。
月を見上げる時間が、未来を整える
月を見上げることは、少し遠くを見ること。今日や明日の忙しさを越えて、
「自分はどこに向かっているのか?」を思い出す時間です。空を見上げるだけで、心が整い、判断も整う。
今夜の月をきっかけに、スマホを置いて深呼吸してみませんか。その5分が、明日の意思決定を変えるかもしれません。