岐阜県でスマート経営アドバイザーを委嘱いただいている、売れるITサービス社 代表の玉田です。
先日、地元の経営者さんから「最近はSNSで発信しているから、公式サイトの更新はつい後回しになっている」と相談を受けました。
実はここに落とし穴があります。SNSは“きっかけ”、Googleマップと公式サイトは“確信”を与える場。
この役割分担を意識してつなぐほど、問い合わせは自然に増えます。
役割分担で考える「3段導線」
- SNS:気軽な接触点。日常や写真で「まず知ってもらう」。
- Googleマップ:住所・営業時間・レビューで「行ける/頼める」を判断する入口。
- 公式サイト:事例・料金・強みがそろう最終着地。ここで「任せよう」と確信してもらう。
導線は SNS → マップ → 公式サイト。ここが途切れないだけで成果は安定します。
月1時間でできる“メンテ習慣”テンプレ
中小企業が無理なく続けられるよう、月1回・60分に圧縮。以下をルーティン化してください。
- Googleマップに写真+ひと言投稿(現場・商品・イベント)
- 公式サイトの“答えブロック”を1件更新(料金/納期/対応範囲)
- 事例カードを1件追加(写真+3行要約+成果の数字)
- FAQを3問更新(今月よく聞かれた質問を反映)
- 更新ログを1行追加(更新日と一言・トップかお知らせに表示)
【更新ログ】2025-09-19 料金ページの納期を最新化/事例「◯◯様:問い合わせ+48%」追記/FAQ3問更新
※ ログ・日付・写真の3点セットは“生きているサイト”の安心材料です。
体験談:SNSは届く、でも“確信”までは届きにくい
冒頭の経営者さんはSNSのフォロワーが多く、集客自体はできていました。
ただ、問い合わせ後の成約率が伸びない。
調べると、公式サイトは数年更新なし、Googleマップの写真も古いまま。
結果として「今もやっているのかな?」という不安が残っていました。
そこで上記の“月1時間メンテ”を導入。
3か月で「更新されていて安心だった」という声が増え、半年後には成約率が着実に改善。
SNS→マップ→サイトの導線が切れないだけで、数字は素直に反応します。
今日からできる小さな改善
トップに直答を置く
よくある質問(料金・納期・対応エリア)の直答ブロックを冒頭へ。AEO的にも有利。
事例は“写真+数字”で
1件でも積み上げれば説得力が跳ね上がる。毎月1件追加を習慣化。
マップの最新写真
外観・内観・スタッフの最近カットを1枚入れ替えるだけで“今”が伝わります。
無料テンプレの使い方
- このページのチェックリストをコピペして自社用に調整
- Googleカレンダーで毎月の定例(60分)に登録
- 更新ログを「お知らせ」かフッターに追記して可視化