2025年、ビジネス環境はますますデジタルシフトが進んでいます。大企業だけでなく、中小企業にも「効率化」「セキュリティ強化」「働き方改革」など、ITを活用した経営改善が求められています。

しかし、「何から手をつければいいのか分からない…」という声も少なくありません。そこで今回は、“今すぐ実践できる”中小企業のためのIT対策チェックリストをご紹介します。

1. セキュリティ対策は万全か?

  • ウイルス対策ソフトは最新の状態ですか?
  • 社員のパスワード管理は徹底されていますか?
  • 怪しいメールやURLの判断基準を教育していますか?

まずは「守る」ことからが基本です。

2. 社内での情報共有はスムーズか?

  • GoogleドライブやDropboxなど、クラウドストレージを活用していますか?
  • 議事録やタスクはどこかに一元管理されていますか?

共有ルールが曖昧なままだと、時間も人も無駄にします。

3. バックアップは自動で取れているか?

  • サーバーやPCのデータは定期的にバックアップされていますか?
  • 自動化できる設定をしていますか?
  • 万が一の復元テストはしていますか?

備えあれば憂いなし。

4. リモートワーク対応できているか?

  • VPNやクラウド型ツールは導入済みですか?
  • 社内会議はオンラインで実施できますか?
  • 勤怠管理や業務報告の仕組みは整っていますか?

「明日からでも在宅できるか?」を考えてみましょう。

5. 顧客管理(CRM)は導入済みか?

  • 顧客情報や商談履歴を一元管理できていますか?
  • 担当者が変わってもスムーズに引き継げますか?
  • 顧客フォローの自動リマインドなどを活用していますか?

“記憶”より“記録”に残すことが営業の基本です。

6. 業務フローに「ムダ」が残っていないか?

  • 手作業で転記している業務はありませんか?
  • 請求書作成や発注処理、繰り返し業務は自動化できますか?
  • 月次で同じミスが繰り返されていませんか?

見直すだけで、コストも時間も削減できます。

7. メールやチャットの運用ルールはあるか?

  • 社内外のやり取りは、何のツールで、どのように行うか?
  • チャットとメールの使い分けは明確ですか?
  • 誤送信や情報漏洩のリスクを把握していますか?

「即レス文化」より「適切な手段」が重要です。

8. IT担当者や外部パートナーは明確か?

  • 社内にIT相談できる人はいますか?
  • トラブル発生時の対応先は決まっていますか?
  • 信頼できるITベンダーとの関係は築けていますか?

「よく分からないから放置」=リスク放置です。

9. 自社の業種に合ったIT活用ができているか?

例えば:

  • 飲食店ならPOSレジ・予約管理
  • 製造業なら在庫管理・工程管理
  • 士業なら文書管理・電子契約など

業界に合った「現場で使える」IT導入が重要です。

10. DXの“最初の一歩”を踏み出せているか?

どんなに小さな取り組みでも、デジタル化の第一歩を踏み出しているかが分かれ道になります。

「やらないリスク」より、「小さく始める」勇気を。

11. スマート経営アドバイザーなど外部専門家の活用は?

  • 社外のIT・経営の専門家とつながれていますか?
  • 国や自治体のサポート制度を把握していますか?
  • 「令和7年度 スマート経営アドバイザー派遣制度」を活用していますか?

たとえば、スマート経営アドバイザー制度では、中小企業や農業者のデジタル化・業務改善を支援する専門家が派遣され、
無料または低コストでアドバイスを受けることができます。

申請や相談の手続きが難しそうに感じるかもしれませんが、当社では実際にアドバイザーとしても活動しており、
現場に即したご提案やサポートも可能です。

「外部の知恵を使う」ことが、成長への近道です。

◎まずは“できることから”始めよう

完璧を目指す必要はありません。大事なのは、「現状を知って、一歩進めること」です。

チェックリストでひとつでも「できていない」と感じたら、今日から改善のチャンスです。


📣 売れるITサービス社では、中小企業・農業法人向けに、スマート経営アドバイザーとしてのサポートも行っています。

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