朝の空気に少しだけ秋の気配。
田んぼの様子を見てから事務所に入ると、「あ、そろそろ下期の準備を本格化しないと」と体のほうが先に動き出します。
Web運用も同じで、いま“どこに力を入れるか”を決めてしまえば、あとは淡々と進むんですよね。
1. まず“数字で会話”――でも眺めるだけで終わらせない
朝いちでGA4を開いて、「お問い合わせの前に読まれているページ」を3つだけピックアップ。
ここ、大事です。
PVや流入元を広く見るより、成果の手前に絞って見る。
僕はこの3ページを「今日いじる」と決めてからコーヒーを淹れます。
- 見出しを1つ追加(読者の次の疑問に先回りする)
- 本文の途中に小さなQ&Aを1つ(担当者の口調で、結論から)
- 上部と下部のCTAを同じに統一(迷わせない)
「週報にまとめてから…」だと9月はすぐ終わります。“決めて、いじる”を同日内で。
2. 生成AIの時代ほど「人の声」が効く理由
いまは検索結果も要約も“それっぽい”文章で溢れています。
だからこそ、現場の声があるページが強い。
名古屋の現場写真1枚、岐阜のお客様の一言、担当者の口調。
これだけで「任せても大丈夫」が伝わります。
おすすめは各サービスページにQ&Aを1問だけ追記すること。例えば、
Q:結局どれくらい費用がかかりますか?
A:初回は○○円〜が目安です。費用が上下するポイントは「○○の有無」と「○○の難易度」。
迷ったら無料診断で現状だけ共有してください。3分で要点を返します。
これ、AIに要約されても温度が残るんです。
3. 導線は“入口3つ・出口1つ”に整流化
記事、サービス、事例――入口は3つでOK。
でも出口(お問い合わせ / 予約)は1つに。
読者が「どこからでも同じゴールへ着地」できる配置にします。
岐阜・名古屋の案件でも、このだけでCVRが上がるケースは多いです。
- 今月の推し記事3本に同じCTAを設置(上部と本文末に同一ボタン)
- フォームは氏名・メール・要件+自由記述だけに削減(30秒完了が目標)
- 記事末の「次に読む」は推し記事に固定(迷いを減らす)
“選択肢を減らす”のは不親切ではなく、親切です。
4. 9月の軽点検――速度と信頼性は“地味だけど効く”
画像は横1200px基調でWebPに。Heroだけは遅延読み込みを外して、最初の体感を軽く。
プラグインは未使用を停止→削除。
SSLとドメインの期限も一度棚卸し。
ここは農業で言うと用水路の掃除みたいなもので、目立たないけど効きます。
- サムネは80KB目安、ロゴはSVG化
- バックアップは週1自動+月初の手動スナップショット
- Core Web Vitalsは週1でチェック(LCPの悪化だけでも拾う)
5. “地域らしさ×専門性”を1テーマに絞って3本連載
9月の編集テーマはひとつに絞るのがおすすめ。たとえば、
- 岐阜の製造業A社:担当者の顔が見える導入事例
- 名古屋の小売B社:店頭とWebの動線をつないだ工夫
- よくある質問まとめ:費用・納期・判断基準を担当口調で
3本並べると、SNSでも引用されやすくなります。
読者は「この地域で、この人たちがやっている」と分かると一気に距離が縮まります。
今すぐできる“90分アクション”
- (20分)GA4でCV前ページ上位3つを抽出 → 見出し・CTA更新
- (30分)各サービスページにQ&Aを1問だけ追記(担当口調で)
- (20分)Hero画像のサイズ最適化(遅延対象から外す)
- (20分)問い合わせフォームを3設問に削減 → テスト送信で確認
ここまでで“答えが出るスピード”が上がります。
やり切ったらコーヒーをもう一杯どうぞ。
AI時代だからこそ“人の声”と“地域の温度”を足し算し、導線はシンプルに。
9月のうちに土台を整えて、10〜12月で成果を取りにいきましょう。
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まずは現状のサイトを拝見し、今月“決めるべき3つ”を一緒に設計します。
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