岐阜県でスマート経営アドバイザーを委嘱いただいている、売れるITサービス社 代表の玉田です。
先日も地元の会社さんから「お問い合わせフォームからメールが届かないんです」というご相談を受けました。
フォーム自体は動いているのに、お客様への自動返信が迷惑メールに入っていたり、通知メールが一部届いていなかったり……。
せっかくのお客様の声を逃してしまうのは本当にもったいないことです。
とくに最近は、WordPressの更新や、Gmail・Outlookのチェック厳格化、さらにDNS設定(SPF/DKIM/DMARC)不足が重なって、
到達率が落ちるケースが増えています。
今日は、すぐにできる見直しポイントをまとめます。
1. フォームがちゃんと動くか?(まずは月1テスト)
- 毎月1回、自分の手で送信テスト(社内の複数アドレスあて)。
- WordPressは更新に注意:本体・テーマ・フォーム系プラグインを最新に。
- 入力項目はシンプル:「名前・連絡先・内容」程度に。長いフォームは離脱の原因。
- 迷惑投稿の予防:簡単なチェック(画像認証や隠し項目)でボット送信を抑制。
2. Gmail・Outlookにちゃんと届くか?(差出人と本文の整え方)
- 差出人は自社の公式アドレス(例:info@会社ドメイン)。
- お客様のメールは「返信先」として設定(差出人にしない)。
- 会社情報をフッターに明記:社名・住所・電話・WebサイトURL。
- 件名は統一・わかりやすく(例:「[受付完了]お問い合わせありがとうございます」)。
この4点だけでも、GmailやOutlookでの迷惑メール行きが大きく減ります。
3. DNS設定も忘れずに(“住所登録”と“ハンコ”のたとえ)
SPF=「このサーバーからのメールは正規です」という差出人リスト。
DKIM=メールに会社の“ハンコ(電子署名)”を押す仕組み。
DMARC=不正メールの扱いルール(注意・隔離・拒否)を決める表。
この3点をきちんと登録すると、Gmail・Outlookから「本物の会社のメール」と認識されやすくなります。
逆に未設定だと、良い内容でも迷惑メールに流れがちです。
4. 運用の型を作る(止まってもすぐ気づける仕組み)
- 月例テスト:Gmail・Outlook・会社メール・携帯メールへ送って確認。
- 通知は二重化:社長宛+担当者宛。片方が不達でも拾える。
- 送信内容を保存:WordPressの管理画面や表にログを残す。
- 効果を可視化:完了ページにアクセス解析を入れ、件数推移を確認。
ご相談ください
お問い合わせページは、お客様との大切な接点です。
①動作(月1テスト)
②到達(差出人・本文の整え)
③DNS(SPF/DKIM/DMARC)
④運用(二重通知・ログ・計測)を押さえるだけで、取りこぼしがぐっと減ります。
「最近お問い合わせが減った?」と感じたら、まずは現状チェックからどうぞ。
Wordpressでの設定についても気軽にご相談ください。
