岐阜県でスマート経営アドバイザーを委嘱いただいている、売れるITサービス社 代表の玉田です。
最近「SNSだけで十分?」というご相談が増えています。
結論から言うと、SNSは入口、公式サイトは“信用の証”。
今日は、公式サイトが効く具体的な場面と、制作会社に任せる必然性、そして見極めポイントまお話します。
公式サイトが“効く”具体的な瞬間
- 初取引・大口見積の直前:会社概要・代表者・実績・所在地の確認が入る
- 補助金・融資の申請:事業の実在性と継続性の証明にサイトが参照される
- 採用・協業の打診:理念・働き方・案件事例が信頼形成の土台になる
- 炎上・トラブル時:公式声明を載せる“唯一の一次情報”の場になる
SNSで興味→最終確認は公式サイト。
ここで情報が曖昧・古い・素人感だと、せっかくの商談が失速します。
制作会社に任せる“必然性”は「仕組み化」にある
1) 信用設計
会社情報・代表あいさつ・料金の出し方・事例構成まで“疑問の先回り”。
2) 導線設計
問い合わせフォーム→自動返信→サンクスページ→次の一歩(資料DL/LINE/日程)。
3) セキュリティと到達率
SSL/サーバー最適化、メール認証(SPF/DKIM/DMARC)、SMTP化で迷惑行き回避。
4) AEO対応
FAQの構造化、要点→行動の提示でAI検索・要約に“選ばれる”土台を作る。
ノーコードで“形”は作れますが、制作会社が担うのは「売上と信頼に直結する仕組み」そのものです。
現場で起きがちな失敗
- 格安テンプレで公開 → セキュリティ&メールが弱く、肝心の問い合わせが届かない
- SNSだけで集客 → 補助金/融資/大口見積で公式サイトを求められ、急ごしらえで逆効果
- 無料サービスに依存 → 提供終了でサイト消滅、データ移行不可でゼロから作り直し
“なっちゃって”&“営業主体”の制作会社に注意:見極め方チェックリスト
名刺に「制作」とあっても、実態は片手間だったり、営業だけ強く制作は外注丸投げだったり――。
選定時は次を必ず確認しましょう。
- 運用改善まで提案があるか(アクセス解析・改善計画・月次レポート)
- セキュリティ/メール到達率の知見(SPF・DKIM・DMARC・SMTP・Return-Path)
- 制作体制が見えるか(内製or外注、誰が作るか、窓口と実装の分離リスク)
- 地域理解(岐阜・名古屋の事例、業種×商圏の現場感)
- 価格の根拠(安すぎ/高すぎの理由、範囲表・SLAが提示されるか)
- 言葉がわかりやすいか(専門用語で煙に巻かず、意思決定に必要な説明ができる)
- 公開後の“誰が面倒を見るか”が明確(担当交代時の引継ぎ・ドキュメント整備)
営業主体の会社は契約は速い一方、細部の調整と公開後の小回りが課題になりやすい。
“伴走前提”で体制・運用を説明できるパートナーを選びましょう。
まず直すなら:即効性のある3アクション
- 会社情報の棚卸し:住所/代表/許認可/対応エリア/価格の更新
- 問い合わせ導線の整理:フォーム→自動返信→サンクスページ→次アクション
- メール到達率の底上げ:SPF・DKIM・DMARC設定+外部SMTP化
ご相談ください
SNSは入口、公式サイトは信用の証です。
だからこそ「作って終わり」ではなく、信用・導線・セキュリティ・運用支援まで含む設計が不可欠。
見極めポイントを押さえ、長く伴走できる制作会社を選ぶことが最短ルートです。
迷ったら、現場視点でご一緒に考えご提案いたします。