岐阜県でスマート経営アドバイザーを委嘱されております。
売れるITサービス社 代表の玉田です。

「ホームページからの問い合わせが全然来ない…」

こんなお悩み、特に卸業のようなBtoBビジネスではよく耳にします。今回は、弊社が実際にWeb改善をご支援した、岐阜県多治見市にある輸入石材卸業の事例をご紹介します。改善を通じて、全国からの問い合わせが月に10件以上増加するという成果を生みました。

事例:多治見市の輸入石材卸業(弊社支援による実例)

この企業は、海外から高品質な天然石を輸入し、建築・外構向けに岐阜・愛知・三重の工務店や設計事務所へ卸販売を行っています。

ホームページは10年以上前に初めて開設され、5年前に一度リニューアルされましたが、その際は主に「デザインの刷新」が目的で、営業的な効果までは考慮されていませんでした。

さらに1年前からInstagramやFacebookなどのSNS運用も開始されていたものの、Webサイトと連携が取れておらず、「発信はしているけれど成果が出ない」という課題を抱えていました。

STEP1:目的とターゲットの再整理

まずは「誰に何を伝えたいのか?」を明確にするところから着手しました。今回は、県外の設計会社・外構業者からの新規取引獲得を主目的に設定し、それに合わせてサイト全体の構成を見直しました。

STEP2:スマホ対応と導線設計の見直し

  • スマートフォンでの閲覧を前提にレイアウトを刷新
  • 目的別に選べる「カタログ請求」「サンプル請求」フォームを新設
  • 購入前に施工現場の状況を確認できるよう「施工実績」ページを整備し、実際の導入事例や写真を掲載

STEP3:AEO視点での情報設計

検索ユーザーが入力しそうな具体的な質問に答えるページを複数設置し、以下のようなキーワードを意識したQ&Aコンテンツを整備しました:

  • 「多治見 輸入石材 卸」
  • 「外構用 御影石 相場」
  • 「天然石 建材 在庫 即納」

構造化データも活用し、検索エンジンへの情報伝達力を高めるAEO(Answer Engine Optimization)に対応しました。

改善後の成果

改善から1か月以内に、県外の造園業者からの問い合わせが発生し、その後もWeb経由での見積依頼が継続的に増加。現在では全国からの問い合わせ件数が月に10件以上にまで増え、安定した受注につながっています。

特に、SNSで施工事例を見た新規顧客がWebサイトに訪問し、そのまま商談に進むという流れが確立されたことで、「SNS+Webサイト」の連携が相乗効果を生み出しています。

成功のポイントまとめ

  • 「誰に」「何を伝えるか」を明確にしたサイト設計
  • スマホ対応と、カタログ・サンプル請求の導線設計
  • 施工実績ページによる信頼性の可視化
  • AEO視点の情報設計と構造化データ対応
  • SNSと連動したコンテンツ戦略

「卸業こそWeb改善が効く」

「紹介がすべて」「営業は訪問が基本」…そんな固定観念が根強いBtoB業界でも、正しく設計されたWebサイトと発信の仕組みがあれば、売上につながる成果を出すことが可能です。

今回の企業様も、売れるCMSと弊社の“外部IT担当者”としての伴走支援を通じて、確実に成果を得ることができました。

ご相談ください

「ホームページをどう活かせばいいのかわからない」
「古いままのサイト、そろそろなんとかしたい」
そんなときは、ぜひ一度ご相談ください。貴社の事業に合わせた“ちょうどいいWeb改善”をご提案いたします。

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