岐阜県でスマート経営アドバイザーを委嘱いただいている、売れるITサービス社 代表の玉田です。
日々、岐阜や名古屋の地元企業さんを訪問していると、よく耳にするのが
「せっかくホームページを作ったのに全然問い合わせが来ない」という声。
実際にヒアリングすると、公開してからほとんど触っていないことが多いのです。
昨日は「SNSよりも公式サイトが効く瞬間」をお伝えしましたが、
今日はその続きとして――公式サイトを公開してから成果につなげる運用フェーズについてまとめます。

1. 定期更新は「安心の証」

先日、地元の製造業の社長さんから「古い記事しか載っていないのを取引先に指摘されて恥ずかしかった」と相談を受けました。
サイトが止まっていると「この会社、大丈夫?」と一瞬で不安を与えてしまいます。
月1回でもいいので、ニュースや事例を追加すること。
特に岐阜・名古屋の中小企業では「最近の動き」がそのまま信用につながります。
トップページに更新日を出すだけでも「動いている会社だ」と伝わります。

2. 問い合わせ導線を毎年見直す

ある建設会社さんでは、問い合わせフォームが複雑すぎて「途中でやめられている」ことが判明しました。
自動返信メールにも「受付しました」しか書いておらず、お客様が不安になってしまう状態。
受付番号・対応目安・次の一歩を入れるだけで安心感は大きく変わります。
さらに迷惑メール回避のための SPF / DKIM / DMARC 設定や外部SMTP導入も、この1年で急増している相談の一つです。

3. データで改善ポイントを把握する

僕自身、毎週お客様のGA4やClarityの画面を一緒に見ながら改善点を確認しています。
「このページからの離脱が多いからボタン位置を変えましょう」「このFAQがよく読まれているので目立たせましょう」など、データから改善点が明確になります。
Looker Studioでレポートを自動化すれば、社長さんも毎週確認できる仕組みが作れます。

4. AEO視点で“答えを先に置く”

AI検索の画面を見ながら「玉田さん、これに出るにはどうしたらいいの?」と質問を受けることも増えてきました。
ポイントはFAQ。料金・納期・対応エリアといった質問を構造化データでまとめるだけで、検索にもAI回答にも拾われやすくなります。
SNSはフロー型ですが、公式サイトは“ストック型の答え”を積み重ねる場なんです。

5. 地域性を強化する

例えば「岐阜市での施工事例」「名古屋で導入されたシステム事例」と書くだけで、地域での信頼度がぐっと上がります。
実際に、自治体や地元紙に掲載された記事から公式サイトへリンクが張られ、そこから新規のお客様につながったケースもありました。
地域性を前面に出すのは、中小企業の大きな強みになります。

6. 運用を“任せっぱなし”にしない体制をつくる

「制作会社に全部任せたけど、担当者が辞めて誰も分からなくなった」という相談もよくあります。
公開後の改善を続けるには、社内に担当を置くか、外部のIT担当を伴走役にすることが必要です。
僕も月次で一緒にアクセス解析を見ながら改善点を提案し、社長さんと確認する“伴走スタイル”を大事にしています。
これなら「作ったまま放置」を防ぎ、継続的に成果を積み上げられます。

ご相談ください

公式サイトは作った瞬間がスタートです。
定期更新・問い合わせ導線・データ分析・AEO対応・地域性・改善体制――この6つを整えることで、
サイトは「ただの名刺」から売上と信用を生む仕組みに変わります。
「公開してから触っていないな…」と感じた方は、ぜひ一度ご相談ください。