連載|地方企業のリアルIT相談室|第17回
ホームページは作るより守る方が難しい
公開後に本当に大切なこと
先日、あるホームページを見ていて違和感がありました。
以前お付き合いのあったお客様のホームページです。
最近は少し距離ができていて、直接ご相談いただく機会も減っていました。
たまたまホームページを見る機会があり、何となく気になって確認してみたところ、改ざんされていました。
慌てて連絡を取り、
「どうしたんですか?」
と確認しました。
話を聞くと、昔お願いしていた制作会社とは連絡が取れなくなり、新しい制作会社へ依頼して運用していたとのことでした。
その後、制作会社さんとも状況を確認しながら、いくつか対策案を出させていただきました。
しかし状況は想像以上に深刻でした。
改ざんが発生してから日数が経過していたこともあり、バックアップが使えませんでした。
正確にはバックアップ自体は存在していたのですが、世代管理の範囲を超えてしまい、改ざん前の状態まで戻れなかったのです。
最終的に選択されたのは、ホームページを公開した当時のデータへ戻すという判断でした。
つまり、その後に積み上げてきた情報や更新内容は、一からやり直しです。
ホームページは公開してからが本番です
ホームページを作る時は、
- いくらで作れるか
- どんなデザインになるか
- どのくらい早く公開できるか
こうした部分に目が向きがちです。
もちろん、それも大切です。
ただ、実際には公開した後の方が長くなります。
- 更新は誰がするのか
- バックアップはどうなっているのか
- セキュリティ対策はされているのか
- 何か起きた時に誰が動くのか
そこまで考えて初めて、ホームページは安心して運用できます。
誰かを責めたい話ではありません
今回の件も、誰かを責めたいわけではありません。
制作会社が悪いという話でもありません。
安価に依頼することが悪いという話でもありません。
ただ、ホームページは作ったら終わりではないということです。
普段問題なく表示されていると、管理やバックアップの重要性はどうしても後回しになりがちです。
でも、問題が起きた時には、すでに戻れない状態になっていることもあります。
何も起きていない時こそ確認を
もし今、
- 誰が管理しているかわからない
- バックアップの状況がわからない
- サーバーやドメインの契約先がわからない
- 何かあった時の連絡先が決まっていない
そんな状態でしたら、一度確認してみることをおすすめします。
何も起きていない今だからこそ、できる対策があります。
ご相談ください
ホームページの管理状況やバックアップ、セキュリティ対策は、普段は意識する機会が少ないものです。
だからこそ、問題が起きた時に初めて気付くケースも少なくありません。
「うちは大丈夫だろうか?」
そんな時はお気軽にご相談ください。
一緒に現状を確認しながら、安心して運用できる環境づくりをお手伝いします。
