連載|地方企業のリアルIT相談室 第39回

そのホームページって、
まだ効果ありますか?

先日、お客様との打ち合わせで、こんな質問をいただきました。

「うちのホームページって、まだ効果ありますか?」

確かに、そう思われても不思議ではありません。

最近はInstagramやFacebook、YouTube、TikTokなど、発信する場所が本当に増えました。

さらにAIで情報を探す人も増えています。

ホームページだけを見て会社を選ぶ時代ではなくなってきました。

だからこそ、「ホームページって必要なんですか?」という質問を受けることも増えてきました。

僕がホームページ制作を始めた頃は、記事を書いたり更新したりすると、比較的早く反応がありました。

問い合わせが入り、「ホームページを見ました。」と言っていただくことも少なくありませんでした。

でも、今は違います。

記事を一本書いたからといって、翌日に問い合わせが来ることはほとんどありません。

正直に言うと、「これだけ書いて意味があるのかな」と思う日もあります。

それでも続けています。

最近は公式ホームページだけでなく、Facebook、note、アメブロなどにも
同じような内容を発信しています。

手間は増えました。

それでも続けている理由があります。

ある日、初めてお会いしたお客様から、

「以前からホームページを見ていました。」

「Facebookも読んでいますよ。」

「noteも見ています。」

そんな言葉をいただきました。

実は、その方からコメントをいただいたことは一度もありません。

「いいね」を押していただいたこともありません。

でも、ずっと見てくださっていたんです。

その時、発信の役割が昔とは変わってきたんだと感じました。

以前は、ホームページは問い合わせを増やすための道具というイメージが強かったように思います。

もちろん、その役割は今でもあります。

でも最近は、それ以上に「この会社はどんな会社なんだろう」「どんな人が仕事をしているんだろう」を
知っていただく場所になっているように感じます。

ホームページだけではありません。

Facebookも、noteも、ブログも同じです。

すぐに結果が出るものではありません。

でも、少しずつ積み重ねた発信が、その会社への安心感や信頼につながっていく。

そんな時代になったのではないでしょうか。

だから僕は、ホームページを作って終わりとは考えていません。

作ってから、どう育てていくか。

どんな情報を届け続けるか。

その積み重ねの方が、ずっと大切だと思っています。

発信は、即効薬ではありません。

でも、続けることでしか得られない信頼があります。

そう考えると、今日書いた一つの記事も、数か月後、あるいは数年後に誰かとのご縁につながるのかもしれません。

そう信じて、今日も一つ記事を書いてから、現場へ向かいます。