連載|地方企業のリアルIT相談室|第7回

AIって、結局どう使えばいいの?

AIを入れただけで会社が変わるわけじゃない。
でも、使い方次第で現場は確実に変わる。

最近、そんなことをよく感じています。

最近、本当にAIの相談が増えました。

「ChatGPTって使った方がいいですか?」
「AI入れたら仕事楽になりますか?」
「うちみたいな会社でも使えますか?」

そんな話をされることが増えたんですよね。

少し前までは、
「AIってすごいらしいですね」
くらいだったのが、

最近は、
「で、結局どう使えばいいの?」
に変わってきた気がします。

実際、僕自身も本気でAIと向き合いだして1年くらいになります。

AI診断を作ったり、AIエージェントを触ったり、仕事の中に組み込んでみたり。

でも正直、
触れば触るほど、
「これ魔法じゃないな」
とも感じています。

普通に間違えるし、
変なこと言うし、
「いやいや、そこじゃない」
ってことも結構ある。

ただその一方で、
「これは仕事変わるな」
って感じる瞬間も増えました。

それと、よく考えると、
AIとの付き合い自体は最近始まったわけでもないんですよね。

5年くらい前から、
AIを使った情報整理や業務改善を試していましたし、
さらに遡ると20年くらい前にはIBM Watsonみたいな仕組みに触りながら、
情報整理やナレッジ活用をしていました。

当時はまだ、
「AI」
というより、
「賢い支援ツール」
みたいな感覚でした。

でも今振り返ると、
あの頃から少しずつ流れは始まっていたんだろうなと思います。

AIを入れることが目的になってしまう

最近は、

  • ChatGPTを契約した
  • AI議事録を入れた
  • AIライティングを試した
  • AI画像生成を触ってみた

みたいな会社も増えました。

でも、数か月すると使われなくなるケースも結構あります。

結局、
「何に使うのか」
が整理されていないんですよね。

AIって万能ではないです。

とりあえず入れただけでは、
正直、現場は変わらない。

むしろ、
今まで何となく回していたものが、
逆に見えてしまう。

「あれ?誰もルール分かってないぞ」
とか、

「これ結局○○さんしか分からんな」
とか。

だからAI以前に、
まず整理が必要だったりするんです。

現場で変わる会社は、小さく使っている

逆に、
AIをうまく使えている会社って、
意外と派手じゃないんですよね。

例えば、

  • 問い合わせ返信の下書き
  • 商品説明文の整理
  • 社内マニュアルのたたき台
  • Excelデータの整理
  • お客様への説明文
  • ブログ記事の構成案

そんな、
「地味だけど面倒な部分」
にAIを使っています。

でも、
この積み重ねが大きい。

地方企業って、
結局ひとりで何役もやっている会社が多いんですよね。

営業もやって、
現場もやって、
経理も見て、
問い合わせも返して。

だから、
「ちょっと楽になる」
が積み重なるだけでも、
空気が変わる。

AIエージェントを作って感じたこと

僕自身も、
AI診断やAIエージェントを実際に作りながら色々試しています。

触れば触るほど、
AIってまだ完璧じゃないなと思います。

普通に間違えるし、
暴走するし、
日本語おかしい時もある。

「いや、そこまとめる?」
みたいなこともあります。

でも面白いのは、
最近のAIって、
「質問に答える」
から、
「一緒に考える」
に変わってきている感じがあるんですよね。

仕事を整理したり、
考えをまとめたり、
文章のたたき台を作ったり。

少し秘書っぽくなってきている感じもあります。

だからこそ、
使う側も付き合い方が大事なんだろうなと思います。

AIにも、それぞれ得意分野がある

ひとくちにAIと言っても、
実際使ってみると結構性格が違います。

ChatGPTは、
実務整理や文章作成、業務フローを組むのが得意。
会社の中で使うなら、一番相談役っぽい感じがあります。

Claudeは、
長文を読ませたり、
考えを整理したり、
資料の流れを作るのが上手い。

「一緒に考える」
感覚はかなり強いです。

Grokは、
Xとの相性もあって、
リアルタイム感とかネットの空気を拾うのが強い。

Geminiは、
Googleとの連携がかなり自然。
普段Googleを使っている会社には入りやすいと思います。

でも結局、
「どれが一番すごいか」
ではないんですよね。

自分たちの仕事に対して、
どれをどう使うか。

そこが大事なんだと思います。

地方企業に必要なのは「AI導入」より整理

実際に現場へ入ると、

  • 情報が属人化している
  • 紙と口頭で回っている
  • Excelが点在している
  • 誰しか分からない業務がある

みたいな会社は本当に多いです。

この状態でAIだけ入れても、
正直うまくいかない。

だから先に必要なのは、
「現場を整えること」
なんですよね。

業務を整理して、
情報をまとめて、
誰が見ても分かる状態を作る。

その上でAIを使うと、
効果が一気に出始めます。

AIって魔法ではないです。

でも、
現場に合った形で使えば、
人の時間や余裕は確実に増える。

僕はそこに、
かなり可能性を感じています。

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