連載|地方企業のリアルIT相談室 第56回
大きな案件を失って、改めて思ったこと。
先日、大きな案件を失注しました。
正直、かなり悔しかったです。
「今回はいけるかもしれない。」
そんな期待もしていましたし、この案件のために準備もしてきました。
だから結果を聞いたときは、しばらく気持ちの整理がつきませんでした。
翌月にその会社で開催されたイベントも、「今回は行くのをやめようかな」と思い、
足を運びませんでした。
すると、その日の夜、一本の電話がありました。
担当の方からでした。
「気にせず来てくれれば良かったのに。」
「また気軽に寄ってくださいね。」
その一言で、張り詰めていた気持ちが少し軽くなりました。
営業をしていると、結果はさまざまです。
提案内容だけではなく、タイミングや予算、会社の方針など、
自分ではどうにもできないこともあります。
だからこそ、一つの結果だけで人との関係まで終わらせてしまうのは違うのかもしれません。
少し時間が経って冷静に考えてみると、もし受注できていたら、
本当に忙しい毎日になっていたと思います。
新しいメンバーを集め、協力会社と調整し、お客様の期待に応えるために全力で
走り続けることになっていたでしょう。
それも覚悟のうえで挑んだ案件でした。
だから悔しさは変わりません。
でも、その一方で、「今は次に向けた準備をしなさい」という時間をいただいたのかもしれない、
とも思えるようになりました。
今回、一番うれしかったのは、仕事ではなく人とのつながりでした。
案件が終わっても、「また来てください」と声を掛けていただける。
それは、お金では買えない財産です。
会社を続けていると、勝つこともあれば負けることもあります。
落ち込む日もあります。
それでも、立ち止まっていても次の仕事はやってきません。
気持ちを切り替えて、また一歩前へ。
また新しいご縁をいただけるように。
また全力で営業に向かいたいと思います。
