岐阜県でスマート経営アドバイザーを委嘱いただき、日々企業のWeb運用や相談に携わっております。
最近の打ち合わせの中で気づいたことが一つあります。それは「スマートフォンを取り出さずに情報を見る人が増えている」ということです。
腕時計型のデバイスで通知を確認したり、イヤホンから音声で答えを得たり。

つい数年前までは「スマートフォン中心」だった情報収集の習慣が、確実に変わりつつあるのを感じます。

スマートフォンの次に来るのは「ウェアラブル」

ウェアラブルといえば、Apple WatchやFitbitといったスマートウォッチ、さらにGoogle Glassのようなスマートグラス、ヘルスケアデバイスなどが代表的です。
もはや「手に持つ」より「身につける」が自然な時代になりつつあります。特に若い世代は、最初からスマートフォンを主役として使うのではなく、音声アシスタントや腕時計の通知で生活を回している人も少なくありません。
私自身、移動中にポケットからスマートフォンを取り出さなくても済むようになり、ちょっとした快適さを実感しています。

Webデザインはどう変わるのか?

これまでのWebデザインは「大きな画面にいかに美しく・わかりやすく表示するか」が中心でした。
しかし、ウェアラブル時代には「画面が小さい」あるいは「そもそも画面を見ない」という状況が増えていきます。
となると、重要なのは以下のような点です。

  • 長文ではなく、一瞬で伝わる短いメッセージ
  • 音声UIを前提にした情報設計
  • 色や装飾よりも“状況に合った情報”を届ける工夫
  • 通知の出し方やタイミングの最適化

つまり「見せる」より「伝える」に比重が移っていくということです。
スマートフォン画面のデザイン力よりも「どう要約するか」「どう文脈に応じた情報を届けるか」がカギになります。

企業サイトに求められること

中小企業のWebサイトでも、この流れを意識していく必要があります。
例えば商品ページを開かなくても、音声アシスタントに「〇〇の商品価格は?」と聞かれたら即座に答えられる仕組み。
あるいは「このサービス、近くで受けられる?」と聞かれたときに、位置情報と連動して答えられるかどうか。
従来のSEOに加えて、AEO(Answer Engine Optimization=回答最適化)を組み込むことが、まさに“ウェアラブル対応のWeb戦略”になるのです。

岐阜・名古屋の中小企業でも、こうした次の時代に備えた情報発信をいち早く整えることが、信頼の構築につながります。
「スマートフォンの次」を見据えて動き出すことで、競合との差がぐっと広がるはずです。

ご相談ください

私の会社「株式会社売れるITサービス社」では、単なるWebサイト制作だけでなく、AEO時代に対応した「売れるCMS」と運用サポートを提供しています。
「自社もそろそろ次の時代を意識したい」「今のサイトが古い気がする」など、気になることがあればぜひご相談ください。
未来のWebは“身につける”ところから始まっています。
準備は今からでも遅くありません。

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