昨日、第71回で「AIで作れる時代です」と書きました。

本当にそうなんですよね。

ホームページも作れる。
文章も書ける。
画像も作れる。
コードだって書いてくれる。

僕が何年もかけて覚えてきたようなことを、AIに聞けば数秒で返してくる。

そりゃ制作会社いらなくなるよな。

僕自身、そう思っています。

実際、今まで仕事になっていたものが、どんどん「自分でできること」に変わっている。

ホームページくらいなら自分で作れる。
ちょっとした修正ならAIに聞けばいい。
画像も文章も作れる。

じゃあ、僕らは何を仕事にするんだろう。

最近は結構、本気で考えます。

ただね。現場にいると、そんなに簡単でもない

「メールが開かない」

「ホームページがおかしい」

「急にログインできなくなった」

「昨日まで使えていたのに」

こういう電話は、相変わらず来ます。

AIに聞けば、たぶん答えは出ます。

僕も普通に使います。

でも、その答えをそのままやっていいのか。

この設定を変えて大丈夫なのか。
バックアップはあるのか。
他に影響しないのか。
失敗したら戻せるのか。

ここは、やっぱり経験がないと怖いんですよね。

僕らは平気で押すボタンでも、普段ITを触らない人からすれば、

「これ、本当に押していいの?」

になる。

そりゃそうです。

一つ間違えたら仕事が止まるかもしれないんだから。

欲しいのは「答え」じゃなくて「直ること」

先日も、お客様からパソコンがおかしいと電話がありました。

調べて、直して、使えるところまで戻す。

やったことだけ書けば、それだけです。

たぶんAIに一個ずつ聞いていけば、同じような答えは出てくると思います。

でも、お客様が欲しいのは答えじゃない。

直ることなんですよね。

原因を知りたいわけでも、ITに詳しくなりたいわけでもない。

仕事ができる状態に戻してほしい。

ただそれだけ。

考えてみれば、昔からこんな仕事だった

キッティングもやった。
ヘルプデスクもやった。
トラブル対応もずっとやってきた。

新しいものを作るより、

「なんかおかしい」

「どうしたらいい?」

「ちょっと見て」

こっちの方が多かった気がします。

だから最近、何でも屋って案外悪くないのかなとも思っています。

格好いい肩書きではないですけどね。

ITコンサルと言っても、Web屋と言っても、システム屋と言っても、どれもしっくりこない。

結局、

「困った時に電話できる人」

くらいが一番近いのかもしれません。

AIで作れる時代になった。

たぶん、作るだけの仕事はもっと減ると思います。

僕の仕事だって、今までと同じではいられない。

そこは間違いない。

でも、AIがどれだけ賢くなっても、

「これ、どうしたらいい?」

と誰かに聞きたくなる瞬間はなくならない気がしています。

その時に僕の顔を思い出してもらえれば、まあ、それでいいのかなと。

何屋なのかは、相変わらずよく分かりませんけどね。